一般社団法人産業環境管理協会 資源・リサイクル促進センターが主催(後援:経済産業省)する『資源循環技術・システム表彰』に応募し、『レアメタルリサイクル賞』を受賞しました。10 月17 日、機械振興会館ホール(東京都港区芝公園三丁目5番8号)で表彰式があり、表彰状と楯を授与されました。
使用済みとなったシールドマシンからカッタービット(以下「ビット」と呼ぶ。)を回収してその健
全度を評価した上でビットを再使用するリユース技術を確立し、事業化した。
都市部などで地下のトンネル掘削工事に使用するシールドマシンのカッターヘッドに配置されてい
るビットの先端部には、レアメタルを含むタングステンカーバイト(WC)やコバルト(Co)を主成分と
する超硬合金(以下「超硬チップ」と呼ぶ。)が使用されている。超硬チップには約90%のタングス
テンカーバイトと約10%のコバルトが含まれている。
受賞者は、使用済みビットの外観検査、強度検査、非破壊検査について検討を行い、超硬チップとビ
ット母材(シャンク材)のろう付接合面に発生する空隙の影響を考慮したビットの健全性評価技術を開
発することにより、ビットのリユース技術を確立した。